リアルタイムミキシング / 内部ルーティング

リアルタイムミキシング機能は、DELTA 1010 の中にハー ドウェアデジタルミキサーが装備されていると理解して 下さい。このミキシング機能は、オーディオアプリケー ションからの出力と外部機器からの入力をミキシングし て、DELTA 1010 アナログ 1/2ch アウト・デジタルアウト へ出力することを可能にしています。

一般的なオーディオアプリケーションでは、予めレイテ ンシーを踏まえた上でプレイバックのタイミングを調整 するため、実際耳に聞こえるサウンドはレイテンシーを 含んでいません。例えば、完成されたリズムトラックの オーディオファイルをモニターしながらギターをリアル タイムでレコーディングする場合、リズムトラックはレ イテンシーを含んでいませんが、ギターの音もレイテン シーを含まずモニターできるのが望ましいと言えます。 36Bit DSP を経由すれば、この問題を回避することがで きます。

各チャンネルをミックスしたステレオ 2CH マスター出力 は、DELTA 1010 アナログ 1/2ch アウト・デジタルアウト へ出力することが可能です。

サウンドをオーディオアプリケーションでレコーディン グしたり、複数のオーディオアプリケーションのサウン ドをリアルタイムに再生 / ミックスしながら、オーディ オアプリケーションでリアルタイムにレコーディングす ることまでも可能になります。

入力ポートを名称で表すオーディオアプリケーションで は、Mixer IN と表示されます。入力ポートを数値で表す アプリケーションでは、Input 11-12と表示されます。つ まり、DELTA 1010 はオーディオアプリケーションで 12In 10Outとして認識されることになります。

Master Volume のルーティング(内部パッチ)

 

アプリケーションからの

 

DELTA 1010

 

1ch 10ch 出力

↓ ↓

1ch 10ch 入力

↑ ↑

マスター出力

各チャンネルをミックスしたステレオ 2CH マスター出 力は、DELTA 1010 アナログ 1/2ch アウト・デジタルアウ トへ出力する以外にも、オーディオアプリケーションの 入力ポートとしても認識されます。つまり、ゼロレイテ ンシーモニタリング以外にもゼロレイテンシーの状態で ミックスダウンしながらオーディオアプリケーションで リアルタイムレコーディング(内部パッチ)することま でも可能になるのです。

このテクノロジー使用すれば、ソフトウェアインストゥ ルメントをホスト MIDI アプリケーションでシーケンス させながら、同時にソフトウェアインストゥルメントの

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DELTA 1010 User's Guide : Chapter 4