
ングレートを固定すると、オーディオアプリケーショ ンでサンプリングレートの変更ができなくなります。 初期設定では、“Rate Locked” にチェックされていま せん。
DELTA シリーズがインストールされている場合に有 効になります。このオプションにチェックを入れる と、複数の DELTA シリーズの全チャンネルを同期さ
せます。
•Reset Rate When Idle:DELTA 1010 は、最後に終了し たオーディオアプリケーションのサンプリングレート で動作を続けます。Reset Rate When Idle にチェック を入れると、オーディオアプリケーション終了後に初 期設定のサンプリングレートで動作するようになりま す。従って、Reset Rate When Idle にチェックが入っ ていないと、最後に終了したアプリケーションのサン プリングレートが 22.5kHz だった場合、デジタルミキ サーやパッチベイも 22.5kHz で動作を続けるため、音 質が劣化します。
3.S/PDIF・Word Clock Sample Rate:
DELTA 1010 に接続したデジタル(S/PDIF)入力または WordClock 入力からマスタークロックを供給する場合、 デバイスドライバへサンプリングレートを先読みさせる ために、DELTA 1010 に接続したデジタル機器の最も近 似値なサンプリングレートを選択します。8kHz ~ 16kHz などのローサンプリングレートの場合は、デジタル機器 の性能によっては適切にロックしない場合があります。 ここで選択されたサンプリングレートは、オーディオア プリケーションで利用可能なサンプリングレートになり ます。従って、オーディオアプリケーションも同じサン プリングレートにしなければ、適切に動作致しません。
4.Multitrack Driver Devices:
DELTA 1010 は、全チャンネル及び複数の DELTA シリー ズの録再生を同期することが可能です。
•Single and
•Independent:ステレオ 2 チャンネルでの録再生が 可能なオーディオアプリケーションや、複数のオー ディオアプリケーションで DELTA 1010 を共有する 場合にはチェックを入れます。
•Multiple Card Sync:このオプションは、複数の
5.DMA Buffer Size:
ここでは、システムメモリのオーディオバッファ使用 率を設定します。オーディオバッファの値を小さくする と、レイテンシー(発音の遅れ)を小さくすることがで き、ソフトウェアインストゥルメントのリアルタイムプ レイやリアルタイムエディッティングに有効ですが、極
端に値を小さくするとオーディオストリームエラーを起 5 こし、ポップやクリックノイズが発生する場合がありま
す。また、オーディオバッファを大きくする程レイテン シー(発音の遅れ)が大きくなりますが、オーディオス トリームエラーが発生せず音質も向上します。
※起動しているオーディオアプリケーションを終了しな ければ、この値は変更できません。
6.Disable Control of the Monitor Mixer and Patchbay / Router by Audio Applications:
このチェックボックスは、36Bit DSP ゼロレイテンシー モニターミキサーをご利用になっているユーザー様から のご要望によって、新たに追加された機能です。一般的 なオーディオアプリケーションには、レコーディングす るソースをダイレクトにサウンドカードへ返してレイテ ンシーなしにモニターすることを可能にするダイレクト モニタリング機能が装備されていますが、これらの処理 はソフトウェアによって行われ若干のレイテンシーを含 んでいるため、36Bit DSP ゼロレイテンシーモニタリン グを優先して常に利用できるように、このチェックボッ クスへチェックを入れると、オーディオアプリケーショ ンのダイレクトモニタリング機能を停止させることがで きます。
Bass Management
Bass Management は、ホームシアターシステムへ最適化
たBass Management は、デコードされたマルチチャンネ ルオーディオ(Dolby Digital 5.1, DTS surround 等)を再 生する場合に低音の調節をする項目です。
DELTA 1010 User's Guide : Chapter 5 | 39 |