システムパスワード機能の使い方
注意:パスワード機能は、システム内のデータに対して基本的なセキュリティを提供します が、決して万全ではありません。より強固なセキュリティが必要なデータについては、データ 暗号化プログラムなどの保護機能を追加しなければなりません。
弊社のシステムは、出荷時にはシステムパスワードは設定されていません。システムのセキュリ ティが必要な場合は、必ずシステムパスワード保護機能を有効にした状態でシステムを操作して ください。
セットアップユーティリティを使ったシステムパスワードの設定方法は、次項「システムパスワー ドの設定」を参照してください。システムパスワードを設定すると、そのパスワードを知ってい るユーザでなければシステムの全機能を利用できなくなります。
System Password が Enabled になっていると、システムパスワード要求のプロンプトがシステムの
ブート直後に表示されます。
現在のシステムパスワードを変更する場合は、そのパスワードを事前に知っておく必要がありま す(本項で後述する「既存のシステムパスワードの削除と変更」を参照)。設定したシステムパス ワードを忘れてしまった場合は、コンピュータのカバーを取り外し、ジャンパの設定を変更して システムパスワード機能を一時的に解除する必要があります(本章で後述する「パスワードを忘 れたとき」を参照)。ただし、システムパスワードを消去すると、セットアップパスワードも同時 に消去されるので注意してください。
注意:システムパスワードを設定せずに作動中のシステムから離れたり、システムをロック せずに放置したりすると、他の人が勝手にシステムパスワード機能を解除して、ハードディ スク内の情報に誰でもアクセスすることができるようになります。使用中のシステムを保護 するためには、パスワードで保護されているスクリーンセーバを使用するなど、追加の機密 保護対策を講じる必要があります。
■システムパスワードの設定
システムパスワードを設定する前に、セットアップユーティリティを起動して System Password を チェックします。
システムパスワードが設定されている場合、System Password は Enabled です。システム基板のジャ ンパ設定で、システムパスワード機能が解除されている場合は、Disabled by Jumper が表示されま す。Enabled または Disabled by Jumper のいずれかが表示されている場合は、システムパスワード の変更や新しいパスワードの入力はできません。
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セットアップユーティリティの使い方