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設
定
•同期折衝の開始(Initiate Sync Negotiation)
このオプションは、ホストアダプタと SCSI デバイス間での同期データ転送折衝(同期折衝)を ホストアダプタ側で開始するかどうかを指定します。デフォルト設定は Yes です。
同期データ転送折衝は、ホストアダプタと付属の SCSI デバイスが同期モードでデータを転送で きるようにする SCSI の機能です。同期データ転送は、非同期データ転送より高速です。
SCSI デバイス側が同期折衝を開始した場合、ホストアダプタは常にその同期折衝に応答しま す。ホストアダプタと SCSI デバイスのどちらも同期折衝を開始しない場合、データは非同期的 に転送されます。
一般の SCSI デバイスでは同期折衝がサポートされており、同期転送の方がデータ転送が高速で あるため、通常、このオプションは Yes(Enabled)のままにしてください。
メモ:旧式の
•最大の同期転送速度(Maximum Sync Transfer Rate)
このオプションは、ホストアダプタでサポートされる最大の同期データ転送速度を設定します。 ホストアダプタでは、最大 80MB /秒の転送速度がサポートされます。デフォルト設定は 80MB
/秒(最大値)です。
同期データ転送折衝を行わないようにホストアダプタが設定されている場合、最大の同期転送 速度は、ホストアダプタが折衝時にデバイスから受け入れる最大速度になります(これが標準 的な SCSI プロトコルです)。
•切断の可否(Enable Disconnection)
このオプション(切断/再接続(disconnect/reconnect)とも呼ばれます)は、SCSI デバイスを
SCSI バスから切り離すことをホストアダプタが許可するかどうかを指定します。このオプショ ンを Yes に設定すると、SCSI デバイスが一時的に切り離されている間に、ホストアダプタは
SCSI バス上で他の操作を実行できます。デフォルト設定は Yes です。
2 つ以上の SCSI デバイスがホストアダプタに接続されている場合は、このオプションを Yes の
ままにしてください。そうすれば、SCSI バスの性能が最適化されます。ホストアダプタに 1 つ
の SCSI デバイスしか接続されていない場合は、このオプションを No に設定すると、SCSI バス の性能が若干向上します。
•ワイド折衝の開始(Initiate Wide Negotiation)
このオプションは、8 ビットのデータ転送ではなく 16 ビットのデータ転送をホストアダプタ側 で試みるかどうかを指定します。デフォルト設定は Yes です。