過度の振動は、衝撃の項で前述したのと同じ問題に加えて、コンポーネントとそのソケットまた はコネクタとの接触不良の原因となることがあります。システムは、自動車での運搬中、または 機械的な振動発生源のある環境で動作した場合、かなりの振動に耐えることができます。

弊社のコンピュータシステムは、動作時は 15 分間に 3 から 200 Hz のスイープで 0.25 G(半正弦 波)に耐えるように設計されています。保管時は、15 分間に 3 から 200 Hz 0.5 G に耐えるこ とができます。

停電

コンピュータシステムは、AC 電源が供給する電圧の変動に対して特に敏感です。過電圧、不足 電圧、および過渡電流(スパイク)は、メモリのデータを消去したり、コンピュータ部品を破損 したりすることがあります。このような問題が起きないようにするため、必ず電源ケーブルを接 地し、以下の方法のどちらか、または両方に従ってください。

次項「パワープロテクションデバイス」で説明する装置を使用します。

システムを専用の電源回路に接続します(電源回路を他の大容量の電気機器と共用しないでく ださい)。一般に、システムを以下のいずれの電気機器とも回路を共有させないでください。

コピー機

エアコン

 

電気掃除機

 

ヒーター

 

電動工具

 

テレタイプ機

 

加算器

レーザープリンタ

ファクシミリ装置

モーターを使うその他の機器

上記の機器以外に、コンピュータシステムへの電源供給にとって最大の脅威となるのは、雷が原 因で発生するサージや停電です。雷の間は、できるだけコンピュータとすべての周辺機器の電源 を切り、電源プラグをコンセントから抜くようにしてください。

システムの電源が入っている間に、たとえ一時的であっても停電が発生したら、ただちにシステ ムの電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてください。システムの電源スイッ チを切らずにおくと、電源が回復したときに問題が発生する恐れがあります。つまり、その地域 の電化製品に一斉に電流が流れて発生した大きな電圧スパイクで、システムが破損する可能性が あります。

システムのメンテナンス C-9

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