はじめに
ベース・プレイヤーは、バンドにまとまりを与える接着剤としての役割を 担います。ベースは、リズムとハーモニーをリンクする、サポート役のい たってパワフルな楽器です。通常では、一流のベース・プレイヤーになる ためのテクニックと直感を鍛えるには、バンドで演奏を重ねるしかあり
B-DEC 30は、2種類のループを搭載しています。
Performance Loops(パフォーマンス・ループ): これらは、様々な
スタイルをアウトラインするソングの例です。ループはそれぞれ「A」と「 B」セクションを持ちます。どのノートを演奏すればいいかというだけで なく、セクションの切り替わりを感じ取る直感を鍛えることを目的として います。この点は、一流のベース・プレイヤーになるにはとても重要なポ イントです。これらのループはこれらのループは、演奏する音楽スタイル に合わせて、インスピレーションを与えるトーンが用意されています。
Teacher Loops(ティーチャー・ループ): これらは、ウォームアップ
用のパターンや、スケール、アルペジオ、アルペジオ、スラップ・リックの アイディアやリズムのドリルなど、ベース・トラックとドラム・トラックの組 み合わせで構成されるヴァーチャルヴァーチャルなレッスンです。
メソッド・ブック通りに進めて行ってください。
ベーストラックはどうすればよいのでしょう?
各ループのベースとドラム、そしてそれ以外のベースとドラム、そしてそ れ以外の楽器を、独立してコントロールできます。DRUMS(ドラム)ボ タンを押すと、ドラム・メニューが表示されます。メニューの最初の項目 は、「Bass Track On/Off」(ベーストラック・ON/OFF)です。データ ・ホイールを回すと、ベーストラックのON/OFFが切り替わります。ベー ストラックがOFFの(ミュートされている)状態にすれば、空間を自分の ベースラインで埋めていくことが出来ます。
ベーストラックは、DRUMSメニューの「B TRK Mode」(Bトラック ・モード)と記された、3つのモードを持ちます。工場出荷時には、ルー プが繰り返される度にベーストラックのON/OFFが交互に切り替わりま す。ベーストラックが常に鳴っている状態、あるいは一度だけ鳴って2回 目からはミュートする(鳴らない)様に設定できます。
トラック毎にON/OFFを切り替えることができるため、ドラム以外の楽 器を全てOFFにするのも、練習に役立つ使い方の一つです。こうするこ とにより、「A」「B」セクションでそれぞれ異なったフィールのパターン を叩き、フィルも入れてくれるデジタル・ドラマーの伴奏に合わせて個人 練習を行えます。
他には、どんなことができますか?
Bass Amp Types (ベース・アンプ・タイプ): 時には、トーンが全て、
Effects(エフェクト): オーバードライブ、ファズ、コンプレッション、コ ーラス、フェイザー、エンベロープ・フィルター、リバーブ、ディレイなど、 サウンドに異なるフレイバーを与えるオンボード・エフェクトを搭載して います。これらのエフェクトは、サウンドの一部として、またはお遊びの 特殊効果として使用できます。
範囲で、テンポを自動的に徐々に上げて行きます。演奏を止めることな く、ゆっくりとしたテンポからより高速に、エキササイズのテンポを徐々 に変更できます。
Song Mode(ソング・モード): お好みのMIDIファイルを保存するため のヴァーチャルなハードディスクで、場面を問わずにお好きなファイルで ジャムセッションができます。
Phrase Sampler(フレーズ・サンプラー): 演奏を録音することによ り、後からその演奏内容を聴き直すことができます。早く上達するに は、極めて有効な手法です。
アンプの良さを良く理解するためにも、このマニュアルとメソッド・ブッ クをご一読ください。
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