18
2. RAID レベル
本製品がサポートしている RAID レベルについて詳細な説明をします。

2-1. RAID レベルの特徴

RAID レベルの特徴は下表の通りです。
レベル 冗長性
RAID0 ストライピング なし データ読み書きが最も高速
容量が最大
容量=HDD1 台の容量×HDD 台数
RAID1 ミラーリング あり HDD 2台必要
容量=HDD1 台の容量
RAID5 データおよび冗長データ
のストライピング
あり HDD 3台以上必要
容量=HDD1 台の容量×(HDD 台数-1)
RAID10 ストライピングとミラー
リングの組合せ
あり HDD 4台必要
容量=HDD1 台の容量×2

2-2.RAID0」について

データを各 HDD へ分散して記録します。この方式を「ストライピング」と呼びます。
図ではストライプ 1(Disk1)、ストライプ 2(Disk2)、ストライプ 3(Disk3)・・・というよう
にデータが記録されます。すべての HDD に対して一括してアクセスできるため、最も優れ
たディスクアクセス性能を提供することができます。
RAID0はデータの冗長性がありません。HDDが故障するとデータの復旧が
できません。
アレイコントローラ
Disk 1 Disk 2
ストライプ1
Disk 3
ストライプ4
ストライプ 2
ストライプ 5
ストライプ3
ストライプ6