BIOS 更新障害からのリカバリー
このサーバーには高機能リカバリー機能が装備されており、更新中の電源障害など でサーバーの BIOS コードが損傷した場合には、バックアップ BIOS ページに自動 的に切り替わります。
サーバーのフラッシュ・メモリーは、プライマリー・ページとバックアップ・ペー ジで構成されています。プライマリー・ページの BIOS コードが損傷を受けると、 ベースボード管理コントローラーがエラーを検出し、バックアップ・ページに自動 的に切り替えてサーバーを始動します。この場合、POST メッセージの「Booted from backup POST/BIOS image」が表示されます。バックアップ・ページのバージョ ンは、プライマリー・ページのバージョンとは異なる場合があります。
この後、BIOS フラッシュ・ディスケットを使用して、オリジナルのプライマリー・ ページの BIOS をリカバリーまたはリストアすることができます。
注: ディスケットを作成して使用するには、オプションのディスケット・ドライブ をサーバーに追加しておく必要があります。
BIOS コードをリカバリーして、サーバー・オペレーションをプライマリー・ページ にリストアするには、以下のステップを実行します。
1.http://www.ibm.com/servers/eserver/support/xseries/index.html にアクセスします。
2.「Hardware」リストから、「System x3105」を選択します。
3.「Software」リストから、該当のオペレーティング環境を選択して、「Go」を クリックします。
4.「Download」タブをクリックします。
5.該当のオペレーティング環境について、「BIOS, drivers, and firmware」をク リックします。
6.最新の BIOS コード更新をダウンロードします。
7.ダウンロードした更新ファイルに添付されている説明に従って、BIOS コードを 更新します。これでプライマリー・ページが自動的にリストアおよび更新されま す。
8.サーバーを再始動します。
この手順が失敗した場合は、サーバーが正しく再始動しないか、またはビデオが表 示されません。BIOS コードを手動でリストアするには、次のステップを実行してく ださい。
1.vii ページから始まる『安全について』と 64 ページの『静電気の影響を受けや すい部品の取り扱い』をお読みください。
2.サーバーおよび周辺装置の電源をオフにし、すべての外部ケーブルと電源コー ドを切り離してから、カバーを取り外します。