チェックアウト手順

チェックアウト手順は、サーバーにおける問題を診断するために行う必要がある一 連の作業です。

チェックアウト手順について

ハードウェア障害を診断するためのチェックアウト手順を行う前に、以下の情報を よくお読みください。

vvii ページから始まる『安全について』をお読みください。

v診断プログラムは、サーバーの主要コンポーネント (例えば、システム・ボー ド、イーサネット・コントローラー、キーボード、マウス (ポインティング・デ バイス)、シリアル・ポート、およびハード・ディスクを含む) の基本テスト方式 です。これらのプログラムを使用して、一部の外部装置をテストすることもでき ます。問題の原因がハードウェアにあるか、ソフトウェアにあるかが不確実な場 合は、診断プログラムを使用して、ハードウェアが正しく作動しているかどうか を確認することができます。

v診断プログラムを実行すると、1 つの問題で複数のエラー・メッセージが出るこ とがあります。複数のエラー・メッセージを受け取った場合は、最初のエラー・ メッセージの原因を訂正してください。次回に診断プログラムを実行すると、他 のエラー・メッセージは表示されなくなる可能性があります。

例外: もし、複数のエラー・コードが、ある 1 つのマイクロプロセッサーのエラ ーを示している場合、そのエラー原因はマイクロプロセッサーのこともあ ればマイクロプロセッサー・ソケットのこともあります。マイクロプロセ ッサーの問題の診断について、詳しくは、 37 ページの『マイクロプロセッ サーの問題』を参照してください。

v診断プログラムを実行する前に、障害を起こしたサーバーが共用ハード・ディス ク・クラスター (外部ストレージ装置を共用する複数のサーバー) の一部であるか どうかを確認してください。サーバーがクラスターの一部である場合は、記憶装 置 (記憶装置内のハード・ディスク) および記憶装置に接続されているストレー ジ・アダプターの診断テストを除いて、すべての診断プログラムを実行すること ができます。以下の条件が 1 つでも一致する場合は、障害を起したサーバーがク ラスターの一部である可能性があります。

障害のあるサーバーがクラスター (外部ストレージ・デバイスを共用する複数 のサーバー) の一部であると確認できた場合。

障害を起したサーバーに 1 つ以上の外部記憶装置が接続されており、接続さ れている記憶装置の少なくとも 1 つが別のサーバーまたは未確認の装置に接 続されている場合。

1 つ以上のサーバーが、障害を起こしたサーバーの近くに配置されている場 合。

重要: サーバーが共用ハード・ディスク・クラスターの一部である場合は、一度

1 つだけのテストを実行してください。「Run Quick Test」や「Run Normal Test」など、複合したテストを実行しないでください。これらを行 うと、ハード・ディスク診断テストが有効になることがあります。

v サーバーが停止し、POST エラー・コードが表示される場合は、 14 ページの『エ ラー・ログ』を参照してください。サーバーが停止し、エラー・メッセージが表

28IBM System x3105 Type 4347: 問題判別の手引き

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IBM 4347 manual チェックアウト手順について