6章 スイープ計測を行う
© National Instruments Corporation 6-5 LabVIEW SignalExpress スタートアップガイド
4. 「フィルタ」ステップをダブルクリックし、ステップ設定ダイアログ
ボックスでフィルタ仕様を表示します。
フィルタ振幅応答グラフにある周波数応答が、データビューのグラフ
と一致します。
5. ファイル→プロジェクトを別名で保存を選択し、プロジェクトを My
Sweep.seproj という名前で SignalExpress¥Examples¥
Tutorial ディレクトリに保存します。
スイープステップ設定ダイアログボックスのスイープ構成タブに別のパ
ラメータを追加することで、「スイープ」ステップを使用し、複数のパラ
メータを同時にスイープすることができます。
複数のパラメータを同時に
スイープすることを、平行スイープと呼びます。
たとえば、刺激信号の振
幅と周波数を両方スイープさせることが可能です。
また、平行スイープ
は、信号レベルを変更するたびにデジタイザや MIO デバイスの入力範囲
を変更することで、集録の精度を最大限にできます。
信号レベルが上昇し
たら、測定デバイスの入力範囲を広げれば、その測定に計測器がもつ分解
能をフルに活かすことができます。
多次元掃引(スイープ)を実行する
多次元(またはネスト化した)スイープを使用し、2つのパラメータを順
番にスイープさせることが可能です。
たとえば、刺激信号の周波数を様々
な振幅でスイープする場合には、ネストスイープを実行します。
振幅をレ
ベル 1に設定して様々な周波数でスイープし、今度は振幅をレベル 2
設定して様々な周波数でスイープする、というようなことができます。
ストスイープは、プロジェクトで「スイープ」ステップを右クリックし、
ショートカットメニューから次元を追加を選択し、別のスイープループを
追加すると作成できます。
ネストスイープのサンプルプロジェクトを実行するには、以下の手順に
従ってください。
1. ファイル→プロジェクトを開くを選択し、SignalExpress¥
Examples¥Tutorial ディレクトリを参照して、Nested
Sweep.seproj をダブルクリックします。