MR-8mkII 取扱説明書(パソコンへの取り込み)
WAV ファイルの変換
本機では、トラック 7/8 に録音したトラック・データ(L, R のモノ WAV ファイル)をステレオ WAV ファイ ルに変換して、パソコンへ取り込むことが可能になります。ここでは、前述の「バウンス」でトラック 7/8 に バウンスしたデータや、トラック 7/8 にステレオ録音したデータを、ステレオ WAV ファイルに変換する方法 について説明します。変換した WAV ファイルをパソコンへ取り込むには、この後 118 ページを参照してくだ さい。
トラック7/8に録音されたモノWAVファイルは、 下図のようなステレオ WAV ファイルに変換され
ます(注意:ステレオWAVファイルに変換できる のは、トラック 7/8 に録音されたファイルのみで す)。
Track 7 | Track 8 |
| Stereo |
| |||
(L ch) | (R ch) |
| (L, R) |
WAV ファイルの変換手順
下記の操作は、変換したいトラック・データが録音され ているソングが立ち上がっていることを前提にしてい ます。
1) 停止している状態で [7/8>STEREOWAVFILE] キー を押して、変換モードをオンにします。
変換する範囲を選択する画面に変り、“ABS 0 - Rec End”が反転します。
<注意>:トラック 7/8 に WAV データが存在 しないときは、変換を実行しようとしてもエラー 表示(“Track 7/8 Empty!”)が現れ、操作はキャ ンセルされてしまいます。
また、ステレオWAVファイルに変換するトラック・ データの範囲は、ABS ZEROからREC ENDまでの 全データ、あるいは任意に指定することができま す。
<注意>:任意の範囲のみを変換したい場合 は、事前にLOCATE AポイントとLOCATE Bポ イントを登録してください(☞51/56 ページ)。
変換モードのオン/オフ
2) [MENU/ENTER] キーを押します。
“ABS 0 - Rec End”が点滅し、現在の設定以外に “LOCATE A - LOCATE B”が選択可能になります。
点滅
トラック 7/8 の全データを変換するには“ABS 0 - Rec End”を選択し、あらかじめ設定した範囲のみ
を変換するには“LOCATE A - LOCATE B”を選択 します。
3) ジョグ・ダイヤルで変換範囲を選択した後、
[MENU/ENTER] キーを押します。
ステレオ WAV ファイルへ変換するモードは、 [7/8 > | 選択した範囲が確定して、1つ前の画面に変りま |
す。 |
STEREO WAV FILE] キーで切り替えます。
5/6 | NEW | 7/8 | STEREO | |||
7/8 | SONG | WAV FILE | ||||
|
| |||||
|
|
|
|
| BOUNCE | |
ABC1 |
| DEF2 |
|
|
[7/8 > STEREO WAV FILE] キー
変換モードから抜け出すには、[STOP] キーを押します。
現在表示されている“Name= *********”は変換元 のソング・ネームで、このまま変換を実行すると変 換する WAV ファイルのファイル・ネームに変換元 のソング・ネームがコピーされることを示していま す。
ここでは、例として変換元のネームをそのままコ ピーして WAV ファイルの変換を実行しますが、任 意にネームをエディットするには、次ページの入力 方法を参照してください。
特に、同一ソング内のデータを何度も WAV ファイ ルに変換する場合には、ファイル・ネームを変更す ることが大切です(次ページの<注意>をお読みく ださい)。