MR-8mkII取扱説明書(エフェクト機能)

ディレイ・タイプは下記 3 種類から選択できます。エフェクト・センドの調整

 

L - R

L-R (ステレオ)ディレイ(初期設定)

トラック 1 4 の再生音にディレイまたはリバーブを

 

 

 

 

 

Mono

Mono(モノ)ディレイ

 

 

かけるには、下図の [EFFECT SEND] つまみを調整し

 

Diff

Diffusion(拡散)ディレイ

てトラック再生音を内蔵エフェクトへ送り込みます

 

(エフェクト・センドと呼んでいます)。

 

 

 

 

4

ジョグ・ダイヤルで希望のディレイ・タイプを選択

下の図は、トラック 1 2 にエフェクトをかけるため、

 

して、[MENU/ENTER] キーを押します。

 

[EFFECT SEND] つまみ 1 2 を上げた例です。

 

選択したディレイ・タイプに設定され、一つ前の画

 

 

 

 

 

面に変ります。

 

 

 

 

 

 

 

5

[STOP] キーを押して、MENUモードから抜け出し

 

 

 

 

ます。

 

 

 

0 10 0 10 0 10 0 10 EFFECT SEND

 

 

 

 

 

 

 

 

リバーブ/ディレイ・タイムの調整

選択するエフェクト・タイプ(リバーブまたはディレ イ)によって、[REVERB / DELAY TIME] つまみを回 すと、リバーブ・タイム、またはディレイ・タイムが調 整できます。

EFFECT

REVERB/DELAY TIME

MIN MAX

ROOMHALL

[REVERB / DELAY TIME] つまみ

PLATEDELAY

HALL

1.0s6.0sの範囲でリバーブ・タイムが調整

可能(センター:3.0s

 

 

 

ROOM

0.1s2.0sの範囲でリバーブ・タイムが調整

 

可能(センター:1.0s

PLATE

0.5s 4.0s の範囲でリバーブ・タイムが調整

 

可能(センター:2.0s

DELAY

100ms 1000ms の範囲でディレイ・タイム

 

が調整可能(センター:300ms

エフェクト処理される信号は、外観からはどのような 経路でどこへ送られているか見ることができませんが、 下記シグナル・フローチャートにその流れを記載して います。

下記シグナル・フローチャートにあるように、14そ れぞれのトラック・フェーダーで調整された再生音(ド ライ音)が、 [EFFECT SEND] つまみを上げていくこ とでそのドライ音が内蔵エフェクトへ送られていきま す。そして、エフェクト処理された信号が、ステレオ・ バス L, R へと送られていきます。

そのため、ステレオ・バス L, R にはドライ音(エフェ クト処理されない信号)とエフェクト処理された音が、 同時に送られていることになります。

なお、下の図からわかるように、エフェクトをかけるに は、14のトラック・フェーダーが上がっている状態

[EFFECT SEND] つまみを調整することが大切です。 つまり、エフェクトへ送られるドライ音は常にトラッ ク・フェーダーの影響を受けているため、この信号を

「ポスト・フェーダー」と呼んでいます(ちなみに、ト ラック・フェーダーの影響を受けない信号を、プリ・ フェーダーと呼んでいます)。

<エフェクトへ送られる信号の流れ(トラック 1 4 のみ)>STEREO BUSS

1

 

 

 

 

再生

 

 

 

 

ドライ・サウンド

 

 

 

Track 1

 

PAN

L

R

 

 

 

 

L

R

 

 

 

EFFECT SEND

 

 

 

0

10

 

 

 

トラックの

 

 

 

 

再生レベルを調整

Delay

 

 

 

 

 

 

 

エフェクトへ送る

or

 

 

 

Reverb

 

 

 

信号量を調整

 

 

エフェクト・サウンド

 

62

 

 

 

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Image 62
Fostex MR-8mkII manual リバーブ/ディレイ・タイムの調整, <エフェクトへ送られる信号の流れ(トラック 1 ~ 4 のみ)>STEREO Buss