MR-8mkII 取扱説明書(色々な再生とロケート)
オート・パンチイン/アウト時における、LOOP モードの併用
通常、LOOP モードやオート・パンチイン/アウトを実行するために登録する LOCATE A ポイントと LOCATE B ポイントは、単独で実行するときは、LOCATE A ポイントが Loop Start ポイントまたはパ ンチイン・ポイントとなり、LOCATE B ポイントが Loop End ポイントまたはパンチアウト・ポイント として利用されます。
しかし、プレイ・モードに「LOOP モード」が選択されている状態でオート・パンチ・モードを ON にす ると、LOCATE A ポイントと LOCATE B ポイントには、下の図のようにそれぞれプリロール時間(初 期設定:4 秒)とポストロール時間(初期設定:1 秒)が自動的に設定されます。つまり、LOCATE A/ B ポイントはオート・パンチイン/アウト・ポイントとして機能し、LOCATE A ポイントより 4 秒手前
がLoop Start ポイント、LOCATE B ポイントより 1 秒後が Loop End ポイントとして機能するように なります。
<注意>: LOCATE A ポイントと LOCATE B ポイントを、ソングの先頭(ABS ZERO)およ び最終記録位置(REC END)に登録しているときは、LOOP モードが設定されている状態でオー トパンチ・モードを ON にしても、プリロール/ポストロール時間は設定されません。
この機能を活用することで、下の図のようにオート・パンチイン/アウトのリハーサルを繰り返して行う ときや本番を実行するとき、無駄なキー操作を省いてパンチイン/アウトの演奏に集中することができま す。
パンチイン/アウトの範囲 |
プリロール時間とポストロール時間の初期設定値は MENU モードで変更することができ、0.1s ~ 10.0s の範囲を 0.1s ステップで任意に設定できます(☞134 ページ)。
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