電源チェックアウト

電源問題は解決が困難な場合があります。たとえば、短絡は電源分配バスのどこに でも存在します。通常、短絡により、過電流状態が発生して電源サブシステムがシ ャットダウンします。

電源問題をトラブルシューティングするための一般的な手順は、次のとおりです。

1.サーバーの電源を切り、すべての AC 電源コードを切り離します。

2.電源サブシステム内のケーブルが緩んでいないか調べます。また、短絡があるか (たとえば、回路ボード上で短絡の原因となる緩んだねじがあるかどうか) 調べま す。

3.サーバーがその開始に必要な最小構成になるまで、アダプターを取り外し、内 部、外部のすべての装置へのケーブルおよび電源コネクターを切り離します (109 ページの「最小作動要件」を参照)

4.すべての AC 電源コードを再接続し、サーバーの電源を入れます。サーバーが 正常に開始したら、問題が特定されるまで、アダプターと装置を一度に 1 つず つ取り替えます。サーバーが最小構成から始動しない場合は、問題が分離される まで、最小構成の FRU を一度に 1 つずつ取り替えます。

この方式を使用するには、システムの始動に必要な最小構成を知っている必要があ ります (109 ページを参照)

24xSeries 206 Type 8482: ハードウェア・メインテナンスおよび トラブルシューティング・ガイド

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IBM 206 manual 電源チェックアウト