3 章 診断

この章は、サーバーに発生する可能性がある一般的な問題を解決するのに役立つ、 基本的なトラブルシューティング情報を記載しています。

この章の情報を使用しても問題の特定や訂正ができない場合は、 117 ページの『付 録 A. ヘルプおよび技術援助の入手』を参照して詳しい情報を入手してください。

一般チェックアウト

チェックアウト手順に従って、ハードウェア障害を診断します。チェックアウト手 順を実行する前に、以下の情報をご確認ください。

v119 ページの『安全上の注意』をお読みください。

v診断プログラムは、IBM 拡張診断 CD に保管されています。これらのプログラム は、サーバーの主要なコンポーネント (つまり、システム・ボード、イーサネッ ト・コントローラー、RAM、キーボード、マウス (ポインティング・デバイス)、 シリアル・ポート、ハード・ディスク、およびパラレル・ポート) をテストする ための基本方式です。これらのプログラムを使用して、一部の外部装置をテスト することもできます。問題の原因がハードウェアにあるか、ソフトウェアにある かが不確実な場合は、診断プログラムを使用して、ハードウェアが正しく作動し ているかどうかを確認することができます。

v診断プログラムを実行すると、1 つの問題で複数のエラー・メッセージが出され ることがあります。複数のエラー・メッセージを受け取った場合は、最初のエラ ー・メッセージの原因を訂正してください。次回に診断プログラムを実行する と、他のエラー・メッセージは表示されなくなる可能性があります。

v診断プログラムを実行する前に、障害が起きたサーバーが共用ハード・ディス ク・クラスター (外部ストレージ・デバイスを共用する複数のサーバー) の一部で あるかどうかを調べる必要があります。クラスターの一部であると推測される場 合は、記憶装置 (つまり、記憶装置内のハード・ディスク) または記憶装置に接続 されているストレージ・アダプターをテストするプログラムを除いて、すべての 診断プログラムを実行できます。以下のいずれかに該当する場合、障害のあるサ ーバーはクラスターの一部である可能性があります。

お客様が障害のあるサーバーをクラスターの一部と認識している場合。

1 つ以上の外部記憶装置が障害が起きたサーバーに接続されており、接続され ている記憶装置の少なくとも 1 つは別のサーバーまたは未確認装置にも接続 されている場合。

1 つ以上のサーバーが、障害を起こしているサーバーの近くに配置されている 場合。

v重要:

1. 共用ハード・ディスク・クラスターの一部であるサーバーの場合は、一度に 1 回テストします。「高速」テストや「通常」テストを実行するとハード・ディ スク診断テストが使用可能になるので、これらのテストは実行しないでくださ い。

© Copyright IBM Corp. 2004

13

Page 23
Image 23
IBM 206 manual 章 診断, 一般チェックアウト