演奏を録音する/再生する

Step10 曲を仕上げる~ミックス・ダウン

複数のトラックに録音した演奏を、2 トラック(普通のカセッ ト・テープなど)にまとめる作業をミックス・ダウンといい ます。このとき、トラックごとに音色や左右の位置、音量の バランスなどを整えて、曲を仕上げていきます。

音の左右の位置(パン)を決める

音の左右の位置をパンといいます。

PAN]を押すと次のような画面が表示され、TIME/VALUE ダイヤルで各トラックのパンを操作することができます。

操作対象のトラックは CURSOR ][ ]で変更するか、 REC TRACK ボタンで直接選ぶこともできます。

EXIT]を押すとレベル・メーター表示画面に戻ります。

音色を調節する~イコライザー

本機のミキサー部には各トラックに 2 バンドのイコライザー (EQ)を内蔵しており、低音、高音の音質を別々に調節する ことができます。

EQ]を押すと次のような画面が表示され、TIME/VALUE ダ イヤルで各トラックの EQ を操作することができます。

この画面で、各エフェクトのかかり具合をトラックごとに調 節することができます。

さらにもう一度[CHORUS/DELAY]または[REVERB]を 押すと、各エフェクトの設定画面が表示されます。設定内容 については、「ミキサー・エフェクト・パラメータ一の働き」 (P.92)をご覧ください。[EXIT]を押すと、元の画面に戻り ます。

操作対象のトラックは CURSOR ][ ]で変更する以 外に、REC TRACK ボタンで直接選ぶこともできます。この とき、トラック 1 23 45 67 8、といった組 み合わせで同時に REC TRACK ボタンを押すと、選ばれた 2 つのトラックの設定を同時に変化させることができます。

ステレオ・トラックで EQ の設定を同じにしたい場合などに 便利です。このとき、EQ の設定を変化させた場合は、EQ の 全てのパラメーター(設定値)が一致するようになります。

EXIT]を押すとレベル・メーター表示画面に戻ります。

EXIT]を押すとレベル・メーター表示画面に戻ります。

音に広がりを与える~ループ・エフェクト

本機のミキサー部には、ループ・エフェクトとしてコーラス /ディレイ/ダブリングとリバーブが用意されています。こ れらを効果的に用いることで、音に広がりを与えることがで きます。

CHORUS/DELAY]または[REVERB]を押すと、各トラッ クからそれぞれのエフェクトに送る音量(センド・レベル) を調節する画面が表示されます。

ループ・エフェクトとは

ミキサーのエフェクト・センド/リターンに接続したエ フェクトをループ・エフェ クトと呼びます。ミキサーの 各チャンネル(本機のトラックに相当します)にあるセ ンド・レベルを操作することで、効果の深さを調節でき ます。

トラックごとにセンド・レベルが独立しているため、例 えばボーカルには深いリバーブ、ドラムには浅いリバー ブ、といった具合に効果の深さを変えることが可能にな ります。

インサート・エフェクト(P.31)が特定の音にかけるエ フェクトであるのに対し、ループ・エフェクトは全体に かけるエフェクトと言えます。

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