MIDI 機器と同期演奏させる

Gen.(シンク・ジェネレーター)

MIDI OUT コネクターから送信する同期信号の種類を設 定します。BR-8からの同期信号で外部 MIDI 機器を同期 運転するときは、いずれかの同期信号が送信されるよう にしてください。

OFF

同期信号を出力しません。

MTC

MTCMIDI タイム・コード)を送信します。

MIDI CLOCK

テンポ・マップ(P.70)をもとにして MIDI クロック を送信します。

MTC Type

MTC の種類を設定します。テンポ・マップを使う場合は、設 定の必要はありません。

MTC の種類について

BR-8で選択できる MTC の種類は以下のとおりです。お 使いの MIDI シーケンサーの仕様を確認の上、BR-8での

MTC の種類を設定してください。

30

1 秒間あたり 30 フレームのノン・ドロップ・フォー マットです。アナログ・テープ・レコーダーなどのオー ディオ機器、NTSC 方式の白黒ビデオ(日本やアメリ カなどで採用)に使われています。

29N

1 秒間あたり 29.97 フレームのノン・ドロップ・フォー マットです。NTSC 方式のカラー・ビデオ(日本やア メリカなどで採用)に使われています。

29D

1 秒間あたり 29.97 フレームのドロップ・フォーマッ

トです。NTSC 方式の放送用カラー・ビデオ(日本や アメリカなどで採用)に使われています。

25

1秒間あたり 25 フレームのフレーム・レイトです。

SECOM 方式/ PAL 方式のビデオ(ヨーロッパなどで 採用)、オーディオ機器、映画で使われています。

24

1 秒間あたり 24 フレームのフレーム・レイトです。ア

メリカの映画で使われています。

5.BR-8の同期に関する設定を終えたら、[EXIT]を数回 押してレベル・メーター表示画面に戻します。

6.MTC を使う場合は、MIDI シーケンサーを外部からの MTC で同期するように、テンポ・マップを使う場合 は、MIDI シーケンサーを外部からの MIDI クロックで 同期するように設定します。

7.MIDI ソング・データが再生できる状態にします。

BR-8が再生を始めると、MIDI シーケンサーも同期して 再生を始めます。

ノン・ドロップ・フォーマットと ドロップ・フォーマットとは

NTSC 方式の VCR には、ノン・ドロップとドロップの 2

種類のフォーマットがあります。ノン・ドロップ・フォー マットはフレームが連続しています。一方、ドロップ・ フォーマットは NTSC 方式のカラー・ビデオに対応する ために、1020304050分を除く各分の最初でフ レームを 2 つずつ飛ばしています。

一般のビデオ制作や音楽制作では、フレームが連続して いる方が扱いやすいので、ノン・ドロップ・フォーマッ トが多用されています。しかし、タイム・コードを実際 の時計の時間と一致させなければいけない放送局などで は、ドロップ・フォーマットが多用されています。

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Rockford Fosgate BR-8 owner manual Gen.(シンク・ジェネレーター), Mtc の種類について, ノン・ドロップ・フォーマットと ドロップ・フォーマットとは