ミスしたところだけ録り直す~パンチ・イン/アウト
同じ区間の録音を繰り返す ~ループ・レコーディング
ループ・レコーディングとは
リピート機能(P.39)は、指定区間(リピート区間)を 何度も繰り返して再生させる機能です。
リピート機能を使ってオート・パンチ・イン/アウトを した場合、録音後の結果がすぐにリピート再生されます。 また、思ったように録音できていなかったときは[、REC] を押すだけで引き続き録音のやり直しができます。この ように、リピート機能とオート・パンチ・イン/アウト を組み合わせて繰り返し録音することをループ・レコー
ディングといいます。
録音をやり直す区間(パンチ・イン/アウトの位置)の 設定方法については、前項の「オート・パンチ・イン/ アウト」をご覧ください。
繰り返す区間を決める
録音を始める前に、リピートの開始位置と終了位置を設定し ます。
※ リピート区間は、録音をやり直すところ(パンチ・イン からパンチ・アウトまでの範囲)が含まれるように設定 してください。
繰り返す
再生 | 録音 | 再生 |
|
|
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時間
リピート | パンチ・イン | パンチ・アウト リピート |
開始時刻 |
| 終了時刻 |
録音をやり直すところがリピート区間に含まれていないと、 指定の時刻から録音が始められなかったり、録音区間の途中 で録音が中断されたりします。
録音の手順
ここでは、すでに録音されているトラック 1 の一部分を、リ ピート機能とオート・パンチ・イン/アウトを使って録音し 直す操作について説明します。
1.REC TRACK ボタンでトラック 1 を選択します。
REC TRACK ボタン[1]のインジケーターが橙色と緑 色の交互点灯になります。
2.トラック 1 のフェーダーを図の位置に設定します。
3.AUTO PUNCH IN/OUT の[ON/OFF]を押します。 インジケーターが点灯して、オート・パンチ・イン/ア ウトが設定されていることを示します。
4.リピ ート機能 を使って 曲を繰り 返し再生 させ、入力 ソースの音量を INPUT LEVEL つまみで調節します。
曲の再生中に[TRACK MUTE]ボタンを押しながら REC TRACK ボタン[1]を押すと、トラック 1 をミュートす ることができます。もう一度同じ操作を行うと、ミュー トを解除することができます。
録音し直すトラックと入力ソースを聴き比べ、音量差が ないように調節してください。
5.入力ソースの音量調節ができたら、トラック 1 の ミュートが解除されていることを確認します。
6.録音し直してもよければ、リピート再生中に[REC] を押して録音を始めます。
[REC]を押すと、最初に現れるパンチ・インからパン チ・アウトまでの録音区間で録音できるようになるので、 録音し直してください。
その次の再生では、先ほど録音した結果が確認できます。 思ったように録音できていなかったときは、[REC]を押 してもう一度録音し直してください。
7.録音を終えたら[STOP]を押して停止させます。
[REPEAT]を押してボタンのインジケーターを消灯させ ます。
AUTO PUNCH IN/OUT の[ON/OFF]を押して、ボタ
ンのインジケーターを消灯させます。
より進んだ使いかた
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