POSTのチェック

POSTPower On Self-Test)は、本装置のマザーボード内に記録されている自己診断機能

です。

POSTは本装置の電源をONにすると自動的に実行され、マザーボード、ECCメモリモ ジュール、CPUモジュール、キーボード、マウスなどをチェックします。また、POSTの実 行中に各種のBIOSセットアップユーティリティの起動メッセージなども表示します。

BIOSのコンフィグレーション」の「Advanced130ページ)」にある「Boot-time Diagnostic ヒントScreen」の設定を「Disabled」に切り替えるとPOSTの実行画面が白い画面で隠されてしまい

ます。

POSTの実行内容は常に確認する必要はありません。次の場合にPOST中に表示されるメッ セージを確認してください。

本装置の導入時

「故障かな?」と思ったとき

電源ONからOSの起動の間に何度もビープ音がしたとき

ディスプレイ装置になんらかのエラーメッセージが表示されたとき

POSTの流れ

次にPOSTで実行される内容を順をおって説明します。

ⓦ POSTの実行中は、不用意なキー入力やマウスの操作をしないようにしてください。

重要 システムの構成によっては、ディスプレイの画面に「Press Any Key」とキー入力を要 求するメッセージを表示する場合もあります。これは取り付けたオプションのボードの BIOSが要求しているためのものです。オプションのマニュアルにある説明を確認して から何かキーを押してください。

オプションのPCIボードの取り付け/取り外し/取り付けているスロットの変更をしてか ら電源をONにすると、POSTの実行中に取り付けたボードの構成に誤りがあることを 示すメッセージを表示してPOSTをいったん停止することがあります。

この場合は<F1>キーを押してPOSTを継続させてください。ボードの構成についての 変更/設定は、この後に説明するユーティリティを使って設定できます。

1.電源ON後、POSTが起動し、メモリチェックを始めます。ディスプレイ装置の画面上に搭載メモ リのサイズなどのメッセージが表示されます。本装置に搭載されているメモリの量によっては、 メモリチェックが完了するまでに数分かかる場合もあります。同様に再起動(リブート)した場合 など、画面に表示をするのに約1分程の時間がかかる場合があります。

2.メモリチェックを終了すると、いくつかのメッセージが表示されます。これらは搭載している CPUや接続しているキーボード、マウスなどを検出したことを知らせるメッセージです。

3.しばらくすると、本装置のマザーボードにあるBIOSセットアップユーティリティ「SETUP」の起 動を促すメッセージが画面左下に表示されます。

Press <F2> to enter SETUP

ハ ー ド ウ ェ ア 編

61

Page 87
Image 87
Mitsubishi Electronics FT8600  220Ra manual Postのチェック, 次にpostで実行される内容を順をおって説明します。