オフライン保守ユーティリティの機能

オフライン保守ユーティリティを起動すると、以下の機能を実行できます(起動方法により、 実行できる機能は異なります)。

IPMI情報の表示

IPMIIntelligent Platform Management Interface)におけるシステムイベントログ (SEL)、センサ装置情報(SDR)、保守交換部品情報(FRU)の表示やバックアップをしま す。

本機能により、システムで起こった障害や各種イベントを調査し、交換部品を特定する ことができます。

BIOSセットアップ情報の表示

BIOSの現在の設定値をテキストファイルへ出力します。

システム情報の表示

プロセッサやBIOSなどに関する情報を表示したり、テキストファイルへ出力したりしま す。

システム情報の管理

お客様の装置固有の情報や設定のバックアップ(退避)をします。バックアップをしてお かないと、ボードの修理や交換の際に装置固有の情報や設定を復旧できなくなります。

システム情報のバックアップの方法については、32ページで説明しています。なお、リ ヒントストア(復旧)は操作を熟知した保守員以外は行わないでください。

各種ユーティリティの起動

EXPRESSBUILDERから保守用パーティションにインストールされた以下のユーティリ ティを起動することができます。

システムマネージメント機能

システム診断

保守用パーティションの更新

筐体識別

装置前面のランプが5秒間点灯します。ラックに複数台の装置が設置された局面で装置を 識別するときなどに便利です。

画面情報登録ツール

起動時の画面情報を登録するツールです。マザーボードの保守交換時には、必ず実行し てください。

運 用 ・ 保 守 編

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Mitsubishi Electronics FT8600  220Ra manual オフライン保守ユーティリティの機能, 239