健康を損なわないためのアドバイス
コンピュータ機器を長時間連続して使用すると、身体の各部に異常が起こることがあります。コンピュータを 使用するときは、主に次の点に注意して身体に負担がかからないよう心掛けましょう。
よい作業姿勢で
コンピュータを使用するときの基本的な姿勢は、背筋を伸ばして椅子にすわ り、キーボードを両手と床がほぼ平行になるような高さに置き、視線が目の高 さよりもやや下向きに画面に注がれているという姿勢です。『よい作業姿勢』と はこの基本的な姿勢をとったとき、身体のどの部分にも余分な力が入っていな い、つまり緊張している筋肉がもっとも少ない姿勢のことです。
『悪い作業姿勢』、たとえば背中を丸めたかっこうやディスプレイ装置の画面に 顔を近づけたままの状態で作業を行うと、疲労の原因や視力低下の原因となる ことがあります。
ディスプレイの角度を調節する
ディスプレイの多くは上下、左右の角度調節ができるようになっています。ま ぶしい光が画面に映り込むのを防いだり、表示内容を見やすくしたりするため にディスプレイの角度を調節することは、たいへん重要です。角度調節をせず に見づらい角度のまま作業を行うと『よい作業姿勢』を保てなくなりすぐに疲労 してしまいます。ご使用の前にディスプレイを見やすいよう角度を調整してく ださい。
画面の明るさ・コントラストを調節する
ディスプレイは明るさ(ブライトネス)・コントラストを調節できる機能を持っ ています。年令や個人差、まわりの明るさなどによって、画面の最適なブライ トネス・コントラストは異なりますので、状況に応じて画面を見やすいように 調節してください。画面が明るすぎたり、暗すぎたりすると目に悪影響をもた らします。
キーボードの角度を調節する
キーボードには、角度を変えることができるよう設計されているものもありま す。入力しやすいようにキーボードの角度を変えることは、肩や腕、指への負 担を軽減するのにたいへん有効です。
機器の清掃をする
機器をきれいに保つことは、美観の面からだけでなく、機能や安全上の観点からも大切です。特にディスプレ イの画面は、ほこりなどで汚れると、表示内容が見にくくなりますので定期的に清掃する必要があります。
疲れたら休む
疲れを感じたら手を休め、軽い体操をするなど、気分転換をはかることをお勧 めします。