ワトソン博士の診断情報の採取

ワトソン博士を使って、アプリケーションエラーに関連する診断情報を採取します。

診断情報の保存先は任意で設定できます。詳しくは「導入編」の「ワトソン博士の設定」を参照 してください。

メモリダンプの採取

障害が起きたときのメモリの内容をダンプし、採取します。診断情報の保存先は任意で設定 できます。詳しくは「メモリダンプ(デバッグ情報)の設定(28ページ)」を参照してください。

保守サービス会社の保守員と相談した上で採取してください。正常に動作しているとき

重要 に操作するとシステムの運用に支障をきたすおそれがあります。

障害の発生後に再起動したときに仮想メモリが不足していることを示すメッセージが表 示される場合がありますが、そのまま起動してください。途中でリセットして起動し直 すと、データを正しくダンプできない場合があります。

採取のための準備

DUMPスイッチを押してダンプを実行した後に本装置をリセットできなくなる場合がありま す。この場合、強制電源OFF157ページ参照)で本装置を強制的にリセットしなければなら なくなりますが、BIOSセットアップユーティリティ「SETUP」の「Security」メニューの 「Power Switch Inhibit」を「Enabled」に設定しておくと、POWERスイッチの機能が無効に なるため、強制電源OFFができなくなります。

万一の場合、強制電源OFFで本装置をリセットできるように次の手順に従って本装置の設定 を変更しておいてください。

1.本装置の電源をONにして、BIOSセットアップユーティリティ「SETUP」を起動する(121ページ 参照)。

2.Security」メニューの「Power Switch Inhibit」を「Disabled」に設定する。

3.設定内容を保存して、SETUPを終了する。

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Mitsubishi Electronics FT8600  220Ra manual ワトソン博士の診断情報の採取, メモリダンプの採取, 採取のための準備, 232