
第 5 章 システム・リソースの管理
ロードに使用するメモリの削減
LOAD_MEMORY_MB オプションを設定すると、ロードや他の同様の操作に使 用するヒープ・メモリ量を制限できます。詳細については、「ロード、挿入、 更新、同期、削除のためのメモリ」(106 ページ ) を参照してください。
ロードのためのブロッキング係数の調整
BLOCK FACTOR を使用して、フラット・ファイルからロードする場合の I/O を減らします。LOAD コマンドの BLOCK FACTOR オプションにより、入力 ファイルの作成時に使用したブロッキング係数( ブロックあたりのレコード数 ) を指定します。デフォルトの BLOCK FACTOR は 10,000 です。
このロード・オプションの構文は、次のとおりです。
BLOCK FACTOR = integer
BLOCK FACTOR を決定するときは、次のガイドラインに従ってください。
record size * BLOCK FACTOR = memory required
このオプションを使用するには、バッファのメモリ以外に追加メモリが必要と なります。使用可能なメモリが大量にある場合、または同時にアクティブに なっているユーザが 1 人のみの場合は、BLOCK FACTOR の値を大きくするこ とによって、ロード・パフォーマンスを向上できます。
ユーザが多数存在する場合の最適化
Sybase IQ で処理できるユーザ接続の最大数は、32 ビット・プラットフォーム (Linux と Windows 2000/2003/XP) では 200、64 ビット・プラットフォーム (Sun
ユーザが多数存在する場合の Sybase IQ コマンド・ライン・オプションの変更
次の start_asiq のスイッチは、ユーザ数が多い場合の処理に影響を与えます。
パフォーマンス&チューニング・ガイド | 117 |