Windows システムでのページングのモニタリング

6 章 パフォーマンスのモニタリングとチューニング

クエリで起きている可能性のある問題を特定するには、テンポラリ・データ ベース・オプション QUERY_PLAN = 'ON' QUERY_DETAIL = 'ON' を指定 してクエリを実行し、クエリ・プランを生成します。そして、クエリ・プラン の見積もりを調査します。生成されるクエリ・プランは、メッセージ・ログ・ ファイルにあります。

Windows システムでのページングのモニタリング

Windows のシステム モニタを使用して、ページングをモニタリングできます。 アクセスするには、[Logical Disk] オブジェクト、PAGEFILE.SYS ファイルが格 納されているディスクのインスタンス、[Disk Transfers/Sec] カウンタを選択し ます。このファイルはデータベース・ファイルとは別のディスクに格納してく ださい。[Object Memory] [Pages/Sec] カウンタもモニタリングできます。た だし、この値はソフト・フォールトとハード・フォールトの両方を含む全メモ リ・フォールトの合計となります。

UNIX システムでのページングのモニタリング

UNIX のシステム・コマンド vmstat を使用して、ページングなどのシステム・ アクティビティをモニタリングできます。コマンドの省略形構文は次のとおり です。

vmstat interval count

interval には次の行を出力するまでの時間間隔を、count には出力行の表示回数 を指定します。オプションとフィールドの説明を含めた vmstat の詳細につい ては、使用しているオペレーティング・システムのマニュアルを参照してくだ さい。たとえば次のようになります。

>vmstat 2 3

procs

memory

re

mf

page

fr

de

sr s0

disk

sd

faults

cs

cpu

 

 

r b w

swap

free

pi

po

s1

in

sy

us sy id

0

0 0

3312376

31840

0

8

0

0

0

0

0

0

0

0

297

201

472

82

4

14

0

0 0

3312376

31484

2

3

0

0

0

0

0

0

0

0

260

169

597

80

3

17

0

0 0

3312368

31116

0

8

0

0

0

0

0

0

0

0

205

1202

396

67

4

29

上記の出力では、マシンの物理メモリが過度に割り付けられていないため、 Sybase IQ のクエリ状態が安定していることが示されています。システムの ページ・フォールトはほとんど発生していません。次の例では、問題があるこ とが vmstat 出力に示されています ( 見やすくなるように、一部のフィールド を省略しています )

パフォーマンス&チューニング・ガイド

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