
第 1 章 データベース・テーブルからのデータの選択
集約データの取得
ここでは、集約情報を返すクエリを構築する方法について説明します。集約情 報の例を次に示します。
•カラム内のすべての値の合計
•カラム内のエントリの数
•カラム内のエントリの平均値
集合関数の概要
従業員の人数を調べたいとします。次の文は、employee テーブルのローの数 を取得します。
SELECT count( * )
FROM employee
count(*)
75
このクエリによって、1 つのカラム (count(*) というタイトル ) と 1 つのロー ( 従業員数が格納されている ) だけで構成されるテーブルが返されます。
次のコマンドは、やや複雑な集約クエリです。
SELECT | count( | * | ), |
min( birth_date | ), | ||
max( birth_date | ) |
|
FROM employee |
|
|
| |
| min( birth_date ) |
| max( birth_date ) | |
count(*) |
|
| ||
75 |
|
| ||
|
|
|
|
|
このクエリの結果セットは、3 つのカラムと 1 つのローで構成されます。3 つ のカラムには、従業員数、年齢が最も高い従業員の誕生日、年齢が最も低い従 業員の誕生日が格納されています。
COUNT、MIN、MAX を「集合関数」と呼びます。これらの各関数は、テーブ ル全体の情報を要約します。集合関数は、MIN、MAX、COUNT、AVG、SUM、 STDDEV、VARIANCE と全部で 7 個あります。すべての関数が、パラメータ としてカラム名または式を使用します。前述のように、COUNT はアスタリス クもパラメータとして使用します。
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