集約データの取得

1 章 データベース・テーブルからのデータの選択

集約データの取得

ここでは、集約情報を返すクエリを構築する方法について説明します。集約情 報の例を次に示します。

カラム内のすべての値の合計

カラム内のエントリの数

カラム内のエントリの平均値

集合関数の概要

従業員の人数を調べたいとします。次の文は、employee テーブルのローの数 を取得します。

SELECT count( * )

FROM employee

count(*)

75

このクエリによって、1 つのカラム (count(*) というタイトル ) 1 つのロー ( 従業員数が格納されている ) だけで構成されるテーブルが返されます。

次のコマンドは、やや複雑な集約クエリです。

SELECT

count(

*

),

min( birth_date

),

max( birth_date

)

 

FROM employee

 

 

 

 

min( birth_date )

 

max( birth_date )

count(*)

 

 

75

 

1936-01-02

 

1973-01-18

 

 

 

 

 

このクエリの結果セットは、3 つのカラムと 1 つのローで構成されます。3 つ のカラムには、従業員数、年齢が最も高い従業員の誕生日、年齢が最も低い従 業員の誕生日が格納されています。

COUNTMINMAX を「集合関数」と呼びます。これらの各関数は、テーブ ル全体の情報を要約します。集合関数は、MINMAXCOUNTAVGSUMSTDDEVVARIANCE と全部で 7 個あります。すべての関数が、パラメータ としてカラム名または式を使用します。前述のように、COUNT はアスタリス クもパラメータとして使用します。

パフォーマンス&チューニング・ガイド

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Sybase 12.7 manual 集約データの取得, 集合関数の概要, パフォーマンス&チューニング・ガイド