Sybase 12.7 manual 返されるローによるクエリの制限, カーソルのスクロールの禁止, カーソル数の制限, 文の数の制限, パフォーマンス&チューニング・ガイド

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返されるローによるクエリの制限

5 章 システム・リソースの管理

返されるローによるクエリの制限

SET コマンドの QUERY_ROWS_RETURNED_LIMIT オプションを設定する

と、クエリ・オプティマイザは、大量のリソースを消費する可能性のあるクエ リを拒否します。クエリからの結果セットがこのオプションの値を超えると推 定される場合、クエリ・オプティマイザはクエリを拒否し、次のメッセージが 表示されます。

Query rejected because it exceed resource:

Query_Rows_Returned_Limit

このオプションを使用する場合は、大量のリソースを消費するクエリのみを拒 否するように設定します。

カーソルのスクロールの禁止

ホスト変数を宣言せずにカーソルのスクロールを使用すると、Sybase IQ は、 クエリ結果をバッファする一時的なストア・ノードを作成します。これは、テ ンポラリ・ストア・バッファ・キャッシュとは異なります。百万単位のローな ど、非常に多くローを検索する場合、このストア・ノードには多くのメモリが 必要となります。

すべてのカーソルがスクロールしないように設定することによって、こ のテンポラリ・ストア・ノードを除去できます。そのためには、 FORCE_NO_SCROLL_CURSORS オプションを ON に設定します。非 常に多くのローを検索する場合、このオプションを使用して、一時的な 記憶領域の必要量を節約できます。このオプションは、新しいクエリに 対してすぐに有効になります。

アプリケーションでカーソルのスクロールを使用しない場合は、これを永続的

PUBLIC オプションに設定します。メモリの節約になるため、クエリのパ フォーマンスが大幅に向上します。

カーソル数の制限

MAX_CURSOR_COUNT オプションは、接続が一度に使用できるカーソルの最 大数を制限するリソース・ガバナーを指定します。デフォルトの値は 50 です。 このオプションを 0 に設定すると、カーソル数は無制限になります。

文の数の制限

MAX_STATEMENT_COUNT オプションは、接続が一度に使用できる準備文の 最大数を制限するリソース・ガバナーを指定します。

パフォーマンス&チューニング・ガイド

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