
統計関数
図 4-3: 分割された入力と、3 ロー分の移動ウィンドウ
UNBOUNDED
PRECEEDING と FOLLOWING
ウィンドウ・フレームは、パーティションの先頭 (UNBOUNDED PRECEDING)、 最後 (UNBOUNDED FOLLOWING)、または両方まで到達する無制限の集合グ ループによって定義されます。
UNBOUNDED PRECEDING には、パーティション内の現在のロー以前にあるすべ てのローが含まれており、ROWS またはRANGE で指定できます。UNBOUNDED FOLLOWING には、パーティション内の現在のロー以後にあるすべてのローが含 まれており、ROWS またはRANGE で指定できます。詳細については、「ROWS」 (67 ページ ) と「RANGE」(70 ページ ) を参照してください。
FOLLOWING の値では、現在のロー以降にあるローの範囲または数を指定し ます。ROWS を指定する場合、その値には、ローの数を表す正の数を指定し ます。RANGE を指定する場合、そのウィンドウには、現在のローに指定の数 値を足した数よりも少ないローが含まれます。RANGE を指定する場合、その ウィンドウ値のデータ型は、ORDER BY 句のソート・キー式の型に対応して いる必要があります。指定できるソート・キー式は 1 つだけで、このソート・ キー式のデータ型は「加算」を許可していなければなりません。
PREDCEEDING の値では、現在のロー以前にあるローの範囲または数を指定し ます。ROWS を指定する場合、その値には、ローの数を表す正の数を指定しま す。RANGE を指定する場合、そのウィンドウには、現在のローから指定の数 値を引いた数よりも少ないローが含まれます。RANGE を指定する場合、その ウィンドウ値のデータ型は、ORDER BY 句のソート・キー式の型に対応してい る必要があります。指定できるソート・キー式は 1 つだけで、このソート・キー 式のデータ型は「減算」を許可していなければなりません。1 つ目のバインド されたグループでCURRENT ROW またはFOLLOWING の値を指定している場 合は、2 つ目のバインドされたグループにこの句を指定することはできません。
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