OLAP について
OLAP について
1999 年の SQL 標準の改正によって、ANSI SQL 標準に複雑なデータ分析操作 を行うための拡張機能が導入されました。Sybase IQ では、以前のリリースで これらの SQL 拡張機能の一部が取り入れられていますが、Sybase IQ 12.7 では、 これらの拡張機能が包括的にサポートされています。
この分析機能を使って複雑なデータ分析を 1 つの SQL 文で実行することがで きますが、これはオンライン分析処理 (OLAP) と呼ばれるソフトウェア・テク ノロジに基づいています。OLAP の関数には、GROUP BY 句の拡張機能や、 次のような統計関数が含まれています。
•GROUP BY 句の拡張機能 - CUBE、ROLLUP
•統計関数
•単純な集合 - AVG、COUNT、MAX、MIN、SUM、STDDEV、VARIANCE
注意 Grouping() 以外の単純な集合関数はすべて OLAP ウィンドウ関 数と併用できます。
•ウィンドウ関数
•ウィンドウでの集合 - AVG、COUNT、MAX, MIN、SUM
•ランク付け関数 - RANK、DENSE_RANK、PERCENT_RANK、
NTILE
•統計関数 - STDDEV、STDDEV_SAMP、STDDEV_POP、
VARIANCE、VAR_SAMP、VAR_POP
•分散統計関数 - PERCENTILE_CONT、PERCENTILE_DISC
•数値関数 - WIDTH_BUCKET、CEIL、LN、EXP、POWER、SQRT、
FLOOR
データベース製品によっては、OLAP モジュールが独立しており、分析前に データをデータベースから OLAP モジュールに移動しなければならないもの もあります。一方、Sybase IQ では OLAP 機能がデータベースそのものに組み 込まれているため、ストアド・プロシージャなどのデータベース機能との配備 や統合を簡単かつシームレスに行うことができます。
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