第 5 章 システム・リソースの管理
ページ・サイズの指定
データベースを作成するときは、そのページ・サイズを設定します。このパラ メータは、バッファ・キャッシュのサイズとともに、そのデータベースのメモ リ使用とディスク I/O スループットを決定します。
注意 ページ・サイズを変更することはできません。ページ・サイズによって、 一部のデータベース・オブジェクトのサイズの上限が決まります。
ページ・サイズの設定
Sybase IQ では、ページ単位でデータがメモリ内外にスワップされます。デー タベースを作成するときに、カタログ・ストアと IQ ストアに別々のページ・ サイズを指定します。テンポラリ・ストアのページ・サイズは、IQ ストアと 同じです。
パフォーマンスを最大にするための Sybase IQ ページ・サイズの推奨値につい ては、『Sybase IQ システム管理ガイド』の「第 5 章 データベース・オブジェ クトの使用」の「IQ ページ・サイズの選択」を参照してください。
カタログ・ストアで発生する I/O はわずかなため、カタログ・ストアのペー ジ・サイズがパフォーマンスに与える影響はほとんどありません。デフォルト 値 4096 バイトで十分です。
IQ ページ・サイズによって、データベースのデフォルト I/O 転送ブロック・サ イズと最大データ圧縮の 2 つのパフォーマンスの要因が決まります。以降の項 で、これらの要因について説明します。
ブロック・サイズ
すべての I/O は、ブロック単位で発生します。これらのブロックのサイズは、 Sybase IQ データベースを作成したときに設定したものです。このサイズを変 更するには、データベースを再作成します。デフォルトでは、IQ ページ・サ イズによって I/O 転送ブロック・サイズが決まります。たとえば、デフォルト IQ ページ・サイズが 128KB の場合、デフォルトのブロック・サイズは 8,192 バイトになります。通常、Sybase IQ はこのページ・サイズに対するデフォル トのブロック・サイズの割合の使用だけでなく、他の要因も考慮します。
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