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OLAP ウィンドウの 3 つ の重要な側面

OLAP に関する ANSI SQL 拡張機能で導入された主な機能は、ウィンドウと呼 ぶ構造です。このウィンドウ拡張機能により、ユーザはクエリの結果セット ( または、クエリの論理パーティション ) をパーティションと呼ばれるローの グループに分割し、現在のローについて集計するローのサブセットを決定する ことができます。

1 つのウィンドウには 3 つのクラスのウィンドウ関数として、ランク付け関数、 ロー・ナンバリング関数、およびウィンドウ集合関数を使用できます。

<WINDOWED TABLE FUNCTION TYPE> ::=

<RANK FUNCTION TYPE> <LEFT PAREN> <RIGHT PAREN> ROW_NUMBER <LEFT PAREN> <RIGHT PAREN>

<WINDOW AGGREGATE FUNCTION>

詳細については、「文法規則 6(98 ページ ) を参照してください。

ウィンドウ拡張機能は、ウィンドウ名または指定に対するウィンドウ関数の種 類を指定し、1 つのクエリ式のスコープ内のパーティション化された結果セッ トに適用されます。ウィンドウ・パーティションは、特殊な OVER 句の 1 つ 以上のカラムで定義されている、クエリから返されるローのサブセットです。

olap_function() OVER (PARTITION BY col1, col2...)

ウィンドウ操作では、パーティション内の各ローのランク付け、パーティショ ン内のローの値の分布、および同様の操作などの情報を設定できます。また、 データの移動平均や合計を計算し、データおよび操作に対するそのデータの影 響を評価する機能を拡張することもできます。

ウィンドウ・パーティションは、特殊な OVER() 句の 1 つ以上のカラムで定義 されている、クエリから返されるローのサブセットです。

OLAP_FUNCTION() OVER (PARTITION BY col1, col2...)

OLAP ウィンドウは、ウィンドウ・パーティション、ウィンドウ順序、ウィン ドウ・フレームという 3 つの重要な側面から成ります。それぞれの要素は、そ の時点でウィンドウ内で可視となるデータ・ローに大きな影響を与えます。ま た、OLAP OVER 句は、次の 3 つの特徴的な機能により、OLAP 関数を他の 統計関数やレポート関数から区別します。

ウィンドウ・パーティションの定義 (PARTITION BY )。詳細について は、「ウィンドウ・パーティション」(64 ページ ) を参照してください。

パーティション内でのローの順序付け (ORDER BY )。詳細については、 「ウィンドウ順序」(64 ページ ) を参照してください。

ウィンドウ・フレームの定義 (ROWS/RANGE 指定 )「ウィンドウ・フレー ム」(65 ページ )

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Sybase 12.7 manual ウィンドウ, Sybase IQ