メモリ使用の概要
スレッド・スタックのメモリ
スレッドの処理には、少量のメモリが必要です。使用する Sybase IQ 処理ス
ユーザの数に比例して、カタログ・ストア処理スレッドに必要なメモリも増加
スレッドの合計数
その他のメモリ使用
すべてのコマンドとトランザクションが、ある程度のメモリを使用します。こ れまで説明してきた要因の他に、メモリを大量に使用する操作には次のものが あります。
バックアップ バックアップに使用される仮想メモリの量は、データベース作 成時に指定された IQ PAGE SIZE によって決まります。この値はおよそ 2 * CPU の数 * 20 * (IQ PAGE SIZE/16) です。プラットフォームによっては、 BACKUP コマンドの BLOCK FACTOR を調整するとバックアップのパフォー マンスが向上する場合がありますが、BLOCK FACTOR を増やすとメモリの使 用量も増加します。詳細については、『Sybase IQ システム管理ガイド』の「第
14章 データのバックアップ、リカバリ、アーカイブ」の「バックアップ中の 使用メモリの増加」を参照してください。
データベースの検証と修復 データベース全体を検証すると、sp_iqcheckdb プロ シージャは処理を開始する前に、すべての Sybase IQ テーブル、テーブルのそ れぞれのフィールドとインデックスを開きます。Sybase IQ テーブルの数、お よびテーブル内のカラムとインデックスの累積数によって、sp_iqcheckdb に 必要な仮想メモリの量は大幅に異なります。必要なメモリ量を制限するには、 sp_iqcheckdb オプションを使って 1 つのインデックスまたはテーブルを検証 または修復します。
リーク・ブロックの削除 リークの削除操作でも、すべての Sybase IQ テーブル、 ファイル、インデックスを開く必要があるため、データベース全体を検証する ときに sp_iqcheckdb が使用するのと同じ容量の仮想メモリを使用します。 Sybase IQ テンポラリ・バッファ・キャッシュを使用して、使用ブロックを追跡 します。
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