I/O の分散
ディスク・ストライピング・オプション
ディスク・ストライピン
グの ON/OFF
この項では、Sybase IQ で提供されているオプションを使用して、サードパー ティ製のソフトウェアを使用しないでディスク・ストライピングを行う方法に ついて説明します。サードパーティ製のソフトウェアとハードウェアによる ディスク・ストライピングを使用している場合は、次の説明に従う必要はあり ません。
次に、ディスク・ストライピングの ON/OFF に使用する構文を示します。
SET OPTION "PUBLIC".DISK_STRIPING = { ON OFF }
DISK_STRIPING オプションのデフォルト値は、すべてのプラットフォームで ON となります。ディスク・ストライピングが ON で、dbspace に使用可能な 領域がある場合は、すべての dbspace に入力データが分散されます。ディスク・ ストライピングが OFF の場合は、論理ファイルの先頭から dbspace ( ディス ク・セグメント ) に格納され、一度に 1 つのディスク・セグメントが格納され ます。
DISK_STRIPING オプションの値の変更を有効にするには、Sybase IQ サーバ を再起動する必要があります。
データベース・オプション MAIN_DISK_KB_PER_STRIPE および TEMP_DISK_KB_PER_STRIPE は、ディスク・ストライピング・アルゴ リズムが IQ メイン・ストアと IQ テンポラリ・ストアの次のストライプ に移動する前に、各 dbspace に書き込まれるキロバイト (KB) 数を定義し ます。これらのオプションのデフォルト値は 1 で、これは 1 ページに切 り上げられます。
dbspace を削除するには、ディスク・ストラピングがオンのときに DROP DBSPACE コマンドを使用します。ただし、dbspace を削除する前に sp_iqrelocate ストアド・プロシージャを使用して、dbspace 内のすべて のデータを再配置します。ディスク・ストラピングでは、データが複数
のdbspace に分散されるため、多数のテーブルとインデックスの再配置が 必要になることがあります。sp_iqdbspaceinfo および sp_iqdbspace ス
トアド・プロシージャを使用して、dbspace 上に存在するテーブルとイン デックスを確認します。
複数の dbspace の使用
複数の dbspace を使用することによって、オペレーティング・システムの複数 のファイルまたはパーティションに Sybase IQ とテンポラリ・データを分割で きます。これらのファイルは、複数のディスクに分散できます。
ディスク・ストライピングと同様に、連続するデータベース・ファイルを複数 のドライブに分散することによってランダムに格納できます。CREATE DBSPACE コマンドを使用して、Sybase IQ とテンポラリ・データにセグメン トを追加できます。
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