分散統計関数

統計関数

STDDEV_POP - グループまたはパーティションの各ロー (DISTINCT が 指定されている場合は、重複が削除された後に残る各ロー) に対して評価 される「値の式」についての母標準偏差を計算します。これは、母分散の 平方根として定義されます。

STDDEV_SAMP - グループまたはパーティションの各ロー (DISTINCT が指定されている場合は、重複が削除された後に残る各ロー) に対して評 価される「値の式」についての母標準偏差を計算します。これは、標本分 散の平方根として定義されます。

VAR_POP - グループまたはパーティションの各ロー (DISTINCT が指定 されている場合は、重複が削除された後に残る各ロー) に対して評価され る「値の式」についての母分散を計算します。これは、「値の式」と「値 の式の平均」との差の 2 乗和をグループまたはパーティション内の残りの ローの数で割った値として定義されます。

VAR_SAMP - グループまたはパーティションの各ロー (DISTINCT が指 定されている場合は、重複が削除された後に残る各ロー) に対して評価さ れる「値の式」の標本分散を計算します。これは、「値の式」の差の 2 乗 和を、グループまたはパーティション内の残りのローの数より 1 少ない数 で割った値として定義されます。

これらの関数とSTDDEV および VARIANCE 関数は、クエリの ORDER BY 句の 指定に従ってローのパーティションについての値を計算できる集合関数です。 MAX MIN などのその他の基本的な集合関数と同様に、これらの関数は入力 データ内の NULL 値を無視します。また、分析される式のドメインに関係なく、 分散と標準偏差の計算では必ずIEEE の倍精度浮動小数点数が使用されます。分 散関数または標準偏差関数への入力が空のデータ・セットである場合、これら の関数は結果としてNULL を返します。VAR_SAMP 関数は 1 つのローに対して 計算を行うと NULL を返しますが、VAR_POP は値 0 を返します。

分散統計関数

SQL/OLAP には、順序付きセットを取り扱う関数がいくつか定義されています。

PERCENTILE_CONT PERCENTILE_DISC という 2 つの逆分散統計関数があ

ります。これらの統計関数は、パーセンタイル値を引数として受け取り、WITHIN GROUP 句で指定されたデータのグループまたはデータ・セット全体に対して処 理を行います。

これらの関数は、グループごとに 1 つの値を返します PERCENTILE_DISC ( 不連続 ) の場合、結果のデータ型は、WITHIN GROUP 句に指定した ORDER BY の項目のデータ型と同じになります。PERCENTILE_CONT ( 連続 ) では、 結果のデータ型は、numeric (WITHIN GROUP 句の ORDER BY 項目が numeric の場合 ) または double (ORDER BY 項目が整数または浮動小数点の場合 ) とな ります。

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Sybase IQ

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Sybase 12.7 manual 分散統計関数, Sybase IQ