第 4 章 OLAP の使用
OLAP のウィンドウ指定に関して名前を指定することができます。冗長なウィ ンドウ定義を避けるために、この名前を使用して複数のウィンドウ関数を指定 できます。その場合は、キーワード WINDOW の後に少なくとも 1 つのウィン ドウ定義を指定します ( 複数指定する場合はカンマで区切ります )。ウィンド ウ定義には、クエリ内でウィンドウを識別するための名前と、ウィンドウの パーティション、順序、フレームを定義するためのウィンドウ指定の詳細を含 めます。
<WINDOW CLAUSE> ::= <WINDOW WINDOW DEFINITION LIST>
<WINDOW DEFINITION LIST> ::=
<WINDOW DEFINITION> [ { <COMMA> <WINDOW DEFINITION> } . . . ]
<WINDOW DEFINITION> ::=
<NEW WINDOW NAME> AS <WINDOW SPECIFICATION>
<WINDOW SPECIFICATION DETAILS> ::= [ <EXISTING WINDOW NAME> ]
[ <WINDOW PARTITION CLAUSE> ] [ <WINDOW ORDER CLAUSE> ]
[ <WINDOW FRAME CLAUSE> ]
ウィンドウ・パーティション内の各ローについて、ウィンドウ・フレームを定 義することができます。ウィンドウ・フレームにより、パーティションの現在 のローに対して計算を実行するときに使われるローの範囲を変更することが できます。現在のローは、ウィンドウ・フレームの開始ポイントと終了ポイン トを決定するための参照ポイントとなります。
ウィンドウのサイズは、物理的なローの数 ( ウィンドウ・フレーム単位 ROWS を定義するウィンドウ指定を使用 ) または論理的な数値の間隔 ( ウィンドウ・ フレーム単位 RANGE を定義するウィンドウ指定を使用 ) に基づきます。詳細 については、「ウィンドウ・フレーム」(65 ページ ) を参照してください。
OLAP のウィンドウ操作では、次のカテゴリの関数を使用できます。
•「ランク付け関数」(75 ページ )
•「ウィンドウ集合関数」(80 ページ )
•「統計集合関数」(81 ページ )
•「分散統計関数」(82 ページ )
パフォーマンス&チューニング・ガイド | 63 |