表 5-7に、Sybase IQ でトランザクション・ログをトランケートする方法を示 します。

I/O の分散

トランザクション・ログ のトランケーション

警告! Sybase IQ のトランザクション・ログ・ファイルは、多くのリレーショ ナル・データベースのトランザクション・ログ・ファイルとは異なります。な んらかの理由で ( ログ・ファイルではなく ) データベース・ファイルが失われ た場合は、データベースが失われます。ただし、バックアップを正しく実行 している場合は、データベースを再ロードできます。

Sybase IQ は、システム障害からリカバリするために必要な情報をトランザク ション・ログに記録します。コミットされるトランザクションごとにログに記 録される情報は少量ですが、トランザクション・ログのサイズは増え続けます。 データを変更するトランザクション数が多いシステムでは、時間の経過ととも にログが非常に大きくなる場合があります。

ログをトランケートするには、関係する Sybase IQ サーバをオフラインにする 必要があります。ログをトランケートする頻度は、実際のところ Sybase IQ シ ステムのサポートを担当している DBA 次第であり、ログ・ファイルの増大の 度合いとサイトの運用手順によって異なります。最低でも月 1 回、ログ・ファ イルが 100MB を超えている場合はそれより多い頻度でログのトランケーショ ン・プロシージャをスケジュールしてください。

5-7に、Sybase IQ でトランザクション・ログをトランケートする方法を示 します。

5-7:トランザクション・ログのトランケーション

データベースの種類

使用する方法

詳細の参照先

 

 

 

非マルチプレックス

–mスイッチ。これにより、

「非マルチプレックス・デー

 

すべてのデータベースで各

タベースのトランザクショ

 

チェックポイント後にトラ

ン・ログをトランケートす

 

ンザクション・ログがトラ

るには」

 

ンケートされる。

 

 

 

 

マルチプレックス

DELETE_OLD_LOGS デー

「マルチプレックス・データ

 

タベース・オプション

ベースのトランザクショ

 

 

ン・ログをトランケートす

 

 

るには」

 

 

 

稼働中

dbbackup コマンド・ライ

Sybase IQ ユーティリティ・

 

ン・ユーティリティ

ガイド』のバックアップ・

 

 

ユーティリティ (dbbackup)

適切な方法を使用してください。Sybase IQ データベースの複写は、本質的に トランザクション・ログの情報に依存します。このため、マルチプレックス・ データベースでは DELETE_OLD_LOGS オプションだけを使用します (「マル チプレックス・データベースのトランザクション・ログのトランケーション」 を参照してください )。また、トランザクション・ログには、Sybase の製品の 保守契約を結んでいるサポート・センタが問題を診断し、再現するための有用 な情報が記録されています。どちらの方法を使用する場合も、後でサポート・ センタが診断するときにログが必要になった場合に備えて、既存のログのアー カイブ処理 ( ログのコピーの保管 ) を指定してください。

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Sybase IQ

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Sybase 12.7 manual 表 5-7 に、Sybase IQ でトランザクション・ログをトランケートする方法を示 します。