データベース・サイズと構造の管理

データベース・サイズと構造の管理

データベース・サイズと構造の管理

この項では、データベース設計を改善し、データを管理するための考え方につ いて説明します。

データベース・サイズの管理

データベースのサイズは、作成するインデックスと格納するデータ量に大きく 依存します。ユーザが発行するクエリに必要とされるインデックスをすべて作 成することによって、クエリ処理を高速化できます。ただし、テーブルやイン デックスが必要ない場合は、削除できます。削除することによって、ディスク 領域を解放し、ロードとバックアップの速度を向上させ、バックアップに必要 なアーカイブの記憶領域を小さくできます。

任意のテーブルに格納されたデータ量を制御するには、必要のないデータ・ ローを最適な方法で削除してください。Adaptive Server Anywhere データベー スのデータがデータベースに含まれる場合は、Anywhere データの削除を実行 するだけで不要なデータを削除できます。コマンド構文は互換性があります。 Sybase IQ は、Transact-SQLと互換性があるため、Adaptive Server Enterprise デー タベースのデータも同様に削除できます。

インデックスの断片化の制御

内部インデックスの断片化は、インデックス・ページが最大ボリュームまで使 用されていないときに発生します。

ローの断片化は、ローが削除されたときに発生することがあります。ページの ロー全体を削除した場合、そのページは解放されますが、ページの一部のロー が未使用の場合は、未使用領域がディスクに残ります。

テーブルに対する DML 操作 (INSERTUPDATEDELETE) によって、イン デックスの断片化が発生します。断片化をレポートする 2 つのストアド・プロ シージャがあります。

sp_iqrowdensity は、デフォルト・インデックス・レベルでのローの断片化 をレポートします。sp_iqrowdensity プロシージャ」を参照してください。

sp_iqindexfragmentation は、補助インデックス内の内部断片化をレポート します。sp_iqindexfragmentation プロシージャ」を参照してください。

データベース管理者は、カラムのデフォルト・インデックスを補助する別のイ ンデックスを作成することがあります。テーブルからローが削除されると、こ れらのインデックスが必要以上の領域を使用する場合があります。

どちらのプロシージャも対応策は示しません。データベース管理者は、レポー トされた情報を調べて、インデックスの再作成、再編成、再構築などの対応策 をとるかどうかを判断する必要があります。

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Sybase IQ

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Sybase 12.7 manual データベース・サイズと構造の管理, データベース・サイズの管理, インデックスの断片化の制御, Sybase IQ