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バッファ・キャッシュのモニタリング
バッファ・キャッシュごとにコマンドを別々に発行する必要があります。モニ タが結果を収集している間は、これらの各セッションを開いておく必要があり ます。接続を閉じると、モニタは実行を停止します。接続は最大で 2 つのモニ タの実行まで開くことができます。1 つはメイン・バッファ・キャッシュ用で、 もう 1 つはテンポラリ・バッファ・キャッシュ用です。
dummy_table_name には、任意の Sybase IQ ベース・テーブルまたはテンポラ リ・テーブルを指定します。他の IQ UTILITIES コマンドと構文上の互換性を 持たせるために、テーブル名を指定する必要があります。最も望ましいのは、 モニタリング専用のテーブルを作成することです。
モニタリング出力ファイルのディレクトリ位置を制御するには、 MONITOR_OUTPUT_DIRECTORY オプションを設定します。このオプ ションを設定しない場合は、データベースと同じディレクトリに結果が 出力されます。モニタを実行している間、すべてのモニタリング出力 ファイルが使用されます。モニタの実行が停止した後も、ファイルはそ のまま残ります。
マルチプレックス・クエリ・サーバを作成する前に、モニタリングで使用する テンポラリ・テーブルを宣言するか、新しいデータベースの作成時に永続的な ダミー・テーブルを作成してください。これによって DDL の変更を回避し、 実際の運用稼働時にデータがクエリ・サーバにとどまるようにします。
ヒント
モニタを簡単に使用するためには、ストアド・プロシージャを作成してダミー・ テーブルを宣言し、出力ロケーションを指定して、モニタを起動します。
'monitor_options' には次の値を 1 つ以上指定できます。
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•[Users]:バッファ・キャッシュに接続しているユーザ数。
•[IO]:バッファ・キャッシュによる物理読み込みと物理書き込みの 合計。
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•[Finds]:バッファ・キャッシュへの検索要求。Finds の値がゼロに急 降下してゼロのままなら、サーバにデッドロックが発生しています。 サーバでアクティビティがあれば、Finds はゼロ以外の値を示すはず です。
•[Creats]:データベース内の 1 ページの作成要求。
•[Dests]:データベース内の 1 ページの破棄要求。
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