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第 7 章 Windows システムでのサーバのチューニング
パフォーマンスのモニタリング
Sybase IQ のパフォーマンスをモニタリングするための主なツールは、Sybase IQ パフォーマンス・モニタです。このツールについては、「第 6 章 パフォーマ ンスのモニタリングとチューニング」に記載されています。さらに、オペレー ティング・システムのモニタリング・ツールも使用できます。
Windows には、システムのパフォーマンスをモニタリングするツールが 2 つあ ります。
Windows タスク マネージャには 2 つのウィンドウがあり、現在のシステム・ パフォーマンスの概要を簡単に読み取ることができます。タスク マネージャ を起動するには、[ Ctrl + Alt + Del] を押し、[ タスク マネージャ ] ボタンをク リックします。[ プロセス ] タブをクリックすると、システムで現在実行中の すべてのプロセスがリストされます。表示される列をカスタマイズするには、 [ 表示 ] - [ 列の選択 ] をクリックします。[CPU 使用率 ] 列、[ メモリ使用量 ] 列、[ 仮想メモリ サイズ ] 列は、CPU やメモリにボトルネックがあるかどうか を判断するのに役立ちます。[ パフォーマンス ] タブでは、マシンのパフォー マンスのさまざまなカウンタと履歴を確認できます。
パフォーマンス モニタには、マシンのパフォーマンスのより詳細な分析が表 示されます。プロセッサ、プロセス、ディスク、ネットワークなど、さまざま なシステムやアプリケーション・オブジェクトに関するカウンタを個別にモニ タリングできます。
仮想アドレス空間とワーキング・セットのモニタリング
プロセスの仮想アドレス空間は、プロセスの合計サイズです。プロセスのワー キング・セットは、現在プロセスに割り付けられている物理メモリ量です。ほ とんどの環境では、過度なシステムのページ・フォールト避けるために、Sybase IQ プロセスの仮想アドレス空間をマシンの物理メモリより小さくしてくだ さい。
Sybase IQ サーバ内での仮想メモリの使用パターンのせいで、Windows プラッ トフォーム上で仮想メモリの断片化によって処理が過度に増大する可能性が あります。このような状況に陥る可能性を小さくするため、Sybase IQ では Windows XP と Windows Server 2003 について Microsoft の LFH ( 低断片化ヒー
プ ) の使用をサポートしています。
❖仮想アドレス空間とワーキング・セットをモニタリングするには
1 パフォーマンス モニタを起動します。
2 [+] アイコンをクリックして、[Process] オブジェクトを選択します。
3 最初の [Sybase IQ] インスタンスを選択します。
4 [Virtual Bytes] カウンタと [Working Set] カウンタを選択します。
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