注意 このバージョンでは、次の点に注意してください。

5 章 システム・リソースの管理

他のアプリケーションと データベースの影響

HP のメモリ問題のトラ ブルシューティング

これらの UNIX プラットフォームにのみ「連結」メモリのプールを作成するに は、-iqwmemコマンドライン・スイッチを指定して、連結メモリの MB 数を指 定します。Sun 以外のプラットフォームで -iqwmemを設定するには、root ユー ザになる必要があります。64 ビット・プラットフォームでは、マシンの物理 メモリのみが -iqwmemの上限となります。

たとえば、14GB のメモリを搭載するマシンで、10GB の連結メモリを確保す るとします。そのためには、次のように指定します。

-iqwmem 10000

警告! このスイッチは、連結メモリに指定する余裕がメモリにある場合にの み使用します。メモリが十分にないときにこのスイッチを使用すると、パ フォーマンスが著しく低下することがあります。

注意 このバージョンでは、次の点に注意してください。

Sun Solaris では、-iqwmemを指定すると、常に連結メモリが有効になります。

HP では、サーバをルートとして起動した場合に、-iqwmemを指定すると 連結メモリが有効になります。ルート以外のユーザでサーバを起動した場 合は、非連結メモリが有効になります。この動作は、将来のバージョンで 変更される可能性があります。

サーバに使用されるメモリは、すべてのアプリケーションとデータベースに使 用されるメモリ・プール内のメモリです。複数のサーバまたは複数のデータ ベースを同時に同じマシン上で実行したり、他のアプリケーションを実行した りしている場合は、サーバが要求するメモリ量を減らす必要があります。

サーバ・ログによって、実際にどれだけのメモリ量があるかがわかります。

Created 1073741824 byte segement id 51205 Attached at 80000000

Created 184549376 byte segement id 6151 Attached at C3576000

また、UNIX コマンド ipcs -mbを発行して、実際のセグメント数を表示する こともできます。

HP-UXでメモリ問題が発生している場合は、maxdsiz_64bit カーネル・パラメー タの値を調べます。このパラメータは、64 ビット HP プロセッサ上で Sybase IQ が使用できる仮想メモリの量を制限します。『Sybase IQ インストールおよ び設定ガイド』で推奨値を参照してください。

パフォーマンス&チューニング・ガイド

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Sybase 12.7 manual 注意 このバージョンでは、次の点に注意してください。, パフォーマンス&チューニング・ガイド