モニタ実行中の結果の確認

6 章 パフォーマンスのモニタリングとチューニング

-interval。レポート間隔を秒単位で指定します。デフォルトは 60 秒ごと です。最小値は 2 秒です。通常、クエリの実行中やパフォーマンスに問 題があるときに、モニタをデフォルトの間隔で実行すると、有益な結果 を取得できます。間隔が短すぎると、意味のある結果を取得できないこ とがあります。ジョブ時間に見合った間隔を指定してください。通常は 1 分で十分です。

最初の表示では、サーバの起動からのカウンタが示されます。それ以降の 表示では、前の表示との差が示されます。

-append - truncate。前者は既存の出力ファイルに追加、後者は既存の出 力ファイルをトランケートします。デフォルトでは、トランケートされ ます。

-debug。主に、Sybase製品の保守契約を結んでいるサポート・センタに 情報を提供するために使用します。これを指定すると、同じ情報を扱う標 準表示モードがあるかどうかにかかわらず、パフォーマンス・モニタで使 用可能な情報がすべて表示されます。ページの上部には、ディスク・ブ ロック・タイプごとの統計の配列が表示されます。次に、他のバッファ・ キャッシュの統計、メモリ・マネージャの統計、スレッド・マネージャの 統計、フリー・リストの統計、CPU 使用率、そして最後にバッファ・ア ロケータの統計が表示されます。バッファ・アロケータの統計はさらにク ライアント・タイプ ( ハッシュ、ソートなど ) ごとに集計され、最後に行 われたバッファ割り付けのヒストグラムが表示されます。メモリ割り付け は、レポートの最後のページ以降に割り付けられた量を示すことに注意し てください。

注意 表示する間隔は、ページ単位ではなく、出力行単位です。ただし、次の 2 つの場合は例外です。-cache_by_type-debugでは、表示ごとに新しい ページが開始されます。

モニタ実行中の結果の確認

UNIX システムでは、クエリの実行中にモニタリング出力を確認できます。

たとえば、次のコマンドを使用してモニタを起動するとします。

iq utilities main into monitor_tab

start monitor “-cache -interval 2 -file_suffix iqmon”

このコマンドを実行すると、結果が dbname.conn#-[maintemp]-iqmonという名 前の ASCII ファイルに出力されます。したがって、データベース asiqdemo で は、結果が asiqdemo.2-main-iqmonに出力されます。

結果を確認するには、システム・プロンプトで次のコマンドを入力します。

$ tail -f asiqdemo.2-main-iqmon

パフォーマンス&チューニング・ガイド

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Sybase 12.7 manual モニタ実行中の結果の確認, パフォーマンス&チューニング・ガイド