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第 5 章 システム・リソースの管理
dbspace の作成時期 可能なかぎり、データベース作成時にすべての dbspace を割り付けます。
dbspace を後で追加する場合、Sybase IQ は古い dbspace と新しい dbspace の両
方に新しいデータをストライプします。更新のタイプによって、ストライピン グのバランスがとれる場合や、バランスが崩れたままになる場合があります。 ストライピングのバランスが再びとれるかどうかは、バージョン管理で「入れ 替わる」ページ数によって決まります。
戦略的なファイルの格納
ランダム・アクセス・ファイル専用のディスク・ドライブ数、およびこれらの ファイルに対して実行される 1 秒あたりの操作数を増やすことによって、ラン ダム・アクセス・ファイルに関連するパフォーマンスを向上させることができ ます。ランダム・ファイルには、IQ ストア、テンポラリ・ストア、カタログ・ ストア、プログラム (Sybase IQ 実行ファイル、ユーザおよびストアド・プロ シージャ、アプリケーション )、オペレーティング・システム・ファイルのラ ンダム・ファイルがあります。
一方、順次アクセス・ファイルに関連するパフォーマンスは、専用ディスク・ ドライブに格納し、他のプロセスとの競合をなくすことによって向上させるこ とができます。順次ファイルには、トランザクション・ログやメッセージ・ロ グ・ファイルがあります。
ディスク・ボトルネックを防止するために、次の注意に従ってください。
•ランダム・ディスク I/O を順次ディスク I/O から分離する。
•Adaptive Server Enterprise などの他のデータベースのプロキシ・テーブルの I/O から Sybase IQ データベース I/O を分離する。
•IQ ストア、カタログ・ストア、テンポラリ・ストア、Adaptive Server Enterprise
などのプロキシ・データベースから、トランザクション・ログとメッセー ジ・ログを分離する。
•データベース・ファイル、テンポラリ dbspace、トランザクション・ログ・ ファイルをデータベース・サーバと同じ物理マシン上に配置する。
トランザクション・ログ・ファイル
トランザクション・ログ・ファイルには、Sybase IQ がシステム障害から復旧 するための情報が記録されています。このファイルのデフォルトのファイル拡 張子は .log です。
トランザクション・ログ・ファイルを移動したり、名前を変更したりするに は、トランザクション・ログ・ユーティリティ (dblog) を使用します。構文と 詳細については、『Sybase IQ ユーティリティ・ガイド』の「第 3 章 データベー ス管理ユーティリティ」を参照してください。
パフォーマンス&チューニング・ガイド | 129 |